オプション投資戦略実践記

オプション投資で生活が出来るか実践しています。

オプションって??? 何なの???

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オプションの起源

 

古代ギリシャの哲学者ターレスは天文学の知識を持って、翌年のオリーブ油が豊作になるだろうと予見し、豊作になればオリーブの搾り機が不足になるだろと思い、オリーブの搾り機を借りる権利をあらかじめ買っておきました。

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翌年ターレスの見込み通り、オリーブは豊作になり、オリーブの搾り機の需要は拡大し借りるのに支払う代金は上昇しました。

 

ターレスは約束通りあらかじめ決められた値段で借り入れ、それより高い金額で貸し出すことで、大きな利益を得たと言われています。

 

この時の権利の売買がオプションの起源だと言われています。

 

オプションって?

  

日本では、オプション取引として、一般的に広く取引されてるのは日経225先物オプションです。

 

日経平均株価を買う権利の売買と日経平均株価を売る権利の売買の4つがあります。

買う権利を売る、買う、とか…

売る権利を売る、買う、とかでややこしくなりますよね。

 

オプションを買う権利って?

  

いま日経平均株価が22,500円だとします。

 

いまから一か月後に日経225が上がって23,000円を大きく超えてくるだろうと思い、一か月後23,000円で買える権利を100円で買ったとします。

 

一カ月後に23,000円以下だったら、23,000円で買う意味がないので権利放棄して100円の損失で終わります。

 

一か月後に23,500円で終了したら、23,000円で買える権利を行使しすることになりますので、(23500-23000=500)500円の利益になりますが、100円の買う権利を支払っているので実質利益は400円になります。

 

では、23,000円で買う権利を売った場合を見てみましょう。

 

一か月後に23,000円までは上がらないだろうと思い、一か月23,000円で買える権利を100円で売ったとします。

 

一か月後に23,000円以下だったら、23,000円で買う人はいないので権利消滅して売った100円が、そのまま利益になります。

 

もし一か月後に23,500円になったら、23,000円で買える権利を売ってるので23,000円で売らなければなりません。

 

23,500円を23,000円で売るのですからマイナス500円です。

実質100円を先に頂いてるので400円の損失と言うことになります。

 

これが買う権利の売買です。

買う権利側をコールと言います。

 

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オプションを売る権利って?

 

では売る権利の売買を説明します。

 

いま日経225先物が22,500円だとします。

 

いまから一か月後に日経225は下がると思って22,000円で売る権利を100円で買ったとします。

 

一カ月後22,000円以下にならなかったら、22,000円で売ると損しますので、権利放棄して終了です。

 

この場合の損失は100円で買った権利の100円だけになります。

 

では、一か月後に日経225は22,000円までは下がらないだろうと予想して22,000円で売る権利を100円で売ったとします。

 

日経225先物が大きく下げて一か月後に日経225が21,500円だったとします。

 

そうすると22,000円買う権利を売ってますので、相手側から権利行使されて22,000円で買わなければなりません。

 

21,500円のものを22,000円で買うわけですから500円のマイナスです。

売るときに100円頂いてますので実質損益は400円になります。

 

これが売る権利の売買です。

売る権利側をプットと言います。

 

このようにオプションとは権利の売買で約束事になります。

 

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今後もオプションについて触れていこうと思っています。

 

質問があれば遠慮なくコメント欄から質問下さい。