指値するだけでお金がもらえる
ん?
なに?
「指値するだけでお金がもらえる」って?
オプションの世界では日経225先物の権利行使価格にプレミアムが付いています。
このプレミアムを売りでポチっと押して約定されると、そのプレミアム分、口座残高が増えてます。
そうです、SQの満期まで待たなくても指値して約定したら、その時点でお金がもらえます。
ん?
そうなの?
そしたら日系平均が、まず下がらないだろと思う権利行使価格のプットを売ってお金をもらったら儲かるじゃん!!
今だったら22,200円だから20,000円の権利行使価格のプットでも売るか…
ここで一例です。
東日本大震災があった年の2011年3月1日に4月のSQに向けて、日経10,000円以下にはならないだろうと思い、
4月限プット9,750円プレミアム32円を5枚売ったとします。
4月のSQまでに9,750円にならなければ160,000円の利益です。
そして2011年3月11日に東日本大震災がありました。
9,750円プレミアムは110円に増えてます。
この時点で評価損は5枚売ってますので390,000円のマイナスです。
それでも10,000円以下にはならなかったので、このまま持ち続けたとします。
金曜の夜に例の福島の原発の事故のニュースです。
翌週の14日(月)の日経225先物は大幅安で始まりました。
この日の午前中が確かもっと安かったと思います。
午後から少し戻して、14日の終値は9,460円です。
9,750円プレミアムは505円に増えてます。
評価損はなんと5枚売りでなんと2,365,000円です。
当然、午前中はもっと評価損が膨らんでいたはずです。
この時の心境は平常心でいられるでしょうか?
何か食事でもしてたら、味もなにも分からなくなってしまうのではと思います。
もし私だったらボッーとして天井を見つめて、この家を売らなければいけなくなるかなぁ~って思うかもしれません。
明日もっと下がったら最悪だとも…
実際15日(火)には日経225先物の終値は8,460円になって、9,750円プレミアムは1,270円です。
実に6,190,000円の評価損です。
結果4月のSQ清算値は9,612円でしたので、実際の損失はマイナス530,000円で済んでるのですが、しかし…しかしですよ皆さん、先物オプション取引は証拠金取引です。
ここでは、正確な証拠金の金額は省きますが14日時点で1千万円超えの証拠金が必要になるはずです。
15日では少なくとも数千万円の証拠金が必要になるでしょう。
証拠金不足になると翌日の15時までに証券会社に不足分を入れないと強制決算されてしまいます。
4月のSQまでには、少し戻ると思っても駄目です。
強制決算されて膨大な負けが確定してしまいます。
これがオプションの裸売りの怖さです。
しかしオプションは売りと買いをセットにすることで完全損失限定で安全にポジションを持つことが出来ます。
しっかりオプションを勉強すると、相場が読めなくても安全にポジションを持って資産を増やして行く事も出来るのです。
オプションを始められる時は、しっかり勉強をしましょう。
↓ 私がオプション投資家養成塾で1年間学びそしてVIPメンバーとして数年間在籍していたオプショントレード普及協会のリンク先です。