ポジションサイジング
資金管理
皆さんは資金管理をどのようにされていますか?
トレード手法で大切なのが資金管理と言われています。
資金管理とはポジションサイジングです。
一回の取引量はどの位が適切なのか?=ポジションサイジング
日経225先物ミニを例に投資に説明させて頂きます。
225先物ミニは取引単位が100倍です。
現在の価格が23,700円だとすると2,370,000円の取引になります。
証券会社の証拠金が78,000円程度でミニ1枚を取引できます。
実にレバレッジが約30倍です。
ではどの位の枚数が適切なのか?
当然その人に資金量によって違います。
また短期トレード(デイトレ)なのか中長期トレードなのかによっても一回当たりの取引量が違うでしょう。
ここでは、使える余裕資金が100万有るとします。
トレード手法は短期のデイトレで考えて見たいと思います。
1回当たりの投資資金が幾らだと適切なのか?
デイトレなので少しリスクを取って5%だとします。
すると5万円が1回当たりのリスクの取れる取引量です。
リスクの取れる投資資金を5万円とすると実際に取引出来る枚数は何枚か?
日経225先物ミニの1日当たりの値幅を計算します。
ここではATR(平均的1日の値動き)を使います。
ATR=当日高値-前日終値
前日終値-当日安値
当日高値-当日安値
以上3つの中で最大の値幅が1日の最大値動き(TR)です。
取ったポジションと反対の動きをしたときが1日の最大リスクになります。
ATRの計算式
一日の最大値動き(TR)の平均がATRです。
通常は14日間の平均を見ます。(私は約一カ月の範囲として20日間で見ます)
計算式は ATR=(前日のATR×19+当日のTR×2)÷21
※最初にATRを計算する時は20日の単純平均を使って、21日目から上記計算式で算出します。
実際に計算しなくてもATRは各証券会社のチャートから見ることが出来ます。
すると1回の最大取引量は5%として5万円でした。
この5万円をATR(180)で割ります。(1回の取引量÷ATR)=約278です。
日経225先物ミニは1枚が100倍なので2.8枚です。
したがって2~3枚が1回当たりの取引量になります。
中長期に保有する人はリスクが大きくなりますので、もっと枚数が少なくなります。
どうですか?
皆さん投資資金に対して実際の枚数が多すぎませんか?